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月の表側の海の部分の地下構造探査 2
Updated : 2009.02.13
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HDTV画像のように月の海の大平原には、細長く盛り上がったリッジと呼ばれる地形(矢印の部分)がみらます。LRSによる晴れの海の地下構造の観測によれば、地下の反射面は、地表のリッジの地形面と平行になっています。海の玄武岩は粘性が低かったために,冷えて固まったときには表面が水平な溶岩原をつくります。これまでは、堆積物荷重が褶曲を駆動すると考えられていました(褶曲による地層の厚さ変化を示す)。しかしながら、LRSの観測で得られた地下構造の情報では、褶曲構造が反射面と月面とのあいだにある玄武岩の堆積後に形成されたことを示しています。(模式図はこちら)これは従来の考えとは異なり、この地域では月面を約28億4千万年前に玄武岩が覆っているので、それ以降にリッジが出来たことをLRSの観測は示唆しています。

このようにしてリッジが形成された原因としては、28億年前をすぎても全球的冷却の度合いが予想外に大きく、冷却により月全体が収縮し、表面に皺としてリッジができたものと考えられます。例えば水星では、表面積の縮小によってできる断層が知られており、全球的冷却がその原因とされています。

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