XRS :
蛍光X線分光計
GRS :
ガンマ線分光計
MI :
マルチバンドイメージャ
SP :
スペクトルプロファイラ
TC :
地形カメラ
LRS :
月レーダサウンダー
LALT :
レーザ高度計
LMAG :
月磁場観測装置
CPS :
粒子線計測器
PACE :
プラズマ観測装置
RS :
電波科学
UPI :
プラズマイメージャ
RSAT :
リレー衛星中継器
VRAD :
衛星電波源
HDTV :
高精細映像取得システム
上の画像は、「かぐや」の地形カメラがとらえた「麻田(アサダ)クレータ」(7.4N 49.9E、直径 約12km)です。このクレータは江戸時代の天文学者 麻田 剛立にちなんで命名されています。
麻田 剛立(あさだ ごうりゅう)(1734-1799)
麻田剛立は江戸時代中期に活躍した豊後杵築藩(現在の大分県杵築(きつき)市)生まれの蘭方医・天文学者です。麻田は藩医として勤める傍ら独学で暦学・天文学を学びました。1763年には暦に記されていない宝暦13年9月1日の日食を予言し的中させ世に知られます。1770年頃に大阪に移った後も、医で生計を立てながら天文学の研究を続け、望遠鏡などの観測器を考案しケプラーの第三法則を独創したといわれています。また望遠鏡を用いた月の観測も行い、現存する日本最古の月面観測図を残しています。弟子には高橋至時(たかはしよしとき)や間重富(はざましげとみ)など、後に天文学や地図測量で大きな功績を残す人材を輩出しています。
これらの麻田の功績は、三浦梅園(みうらばいえん)や中井履軒(なかいりけん)などの著作により後世に伝えられました。また国際天文年である今年(2009年)の中学生読書感想文課題図書には麻田の生涯を描いた「月のえくぼを見た男」が選ばれています。
当該のデータ処理は、LISM/TC 機器チームが実施しました。